TOP | 導入事例 | 広告会社発の美容室が挑む!THINKSHOPの新しいサロン設計

入谷・鶯谷の美容室LEVANT 代表 吉田暁 氏
株式会社リッシ 代表取締役
村川 貴史 氏
 

ーー株式会社リッシについて教えてください。

リッシは、私が2004年に立ち上げた広告制作会社です。
主に広告企画・デザイン制作・ブランディング・Web・動画などを手がけています。
 
また人材紹介にも取り組んでおり、会社の中で事業部を分けて、多角的に経営を進めてきました。そんな中、2022年4月にコロナ禍のタイミングでサロン事業をスタートしました。


ーーなぜ美容業界に進出したのでしょうか?

以前から広告制作で、ヘアサロンの販促ツールなどを手掛けていました。
 
多店舗展開しているサロンさんとお付き合いがあり、成功するサロンや、うまくいかないサロンをたくさん見てきました。その経験から「自分ならこうしたいな」「こういう仕組みを入れたらもっと良くなるのにな」という思いが自然と強くなっていったんです。
 
販促を通して美容業界のことを学ばせてもらい、いつかチャンスがあれば、サロンを経営してみたいなという気持ちはずっとありました。
 
実際に動き出したのはコロナ禍の時期です。
広告業界はかなり打撃を受けて、弊社も売上が落ち込みました。
 
その一方で、サロン経営は一時的に落ちても回復が早かったのを見ていました。
やっぱり生活に欠かせない業種だなと感じて、2022年4月に『THINKSHOP 茶屋町店』と『THINKSHOP 難波店』をオープンしました。

ーー異業種からのチャレンジで、違う点はありましたか?

異業種と思われるかもしれませんが、実はデザイナーとスタイリストには共通点が多いです。弊社もバックオフィスを除けば、スタッフは全員クリエイターであり、クリエイティブな仕事をしています。
 
単にお金のためというよりも、こだわりを持って仕事をしているし、技術面やクオリティをしっかり要求されます。
そのあたりは美容師さんとすごく似ているなと感じますね。
雇用する側としても、求める人物像や価値観の近さは意識していました。
 

ーー広告デザイン業と美容業には共通点があるんですね

サロンのブランディングについても、広告制作の考え方と同じです。
 
僕らは普段企画から入ってデザインを考えることが多いので、THINKSHOPもコンセプト設計や内装デザインにはかなりこだわりました。
単におしゃれな空間というより「THINK SHOPらしさ」を表現できるよう、他にはないデザインやサービスづくりを意識しています。

ーーTHINK SHOPの内装やデザインへのこだわりを教えてください。

内装のコンセプトは、ラグジュアリーホテルのラウンジでアフタヌーンティーを楽しんでいる雰囲気です。
 
25〜30坪の中に8席を配置した半個室サロンで、余裕のあるスペースを確保しました。
使用する設備や素材にもこだわり、他のサロンにはない満足度を提供できるようにしています。安さを追求するよりも、しっかりデザインを作り込み、スタッフのモチベーションやお客様の満足度につながる空間を目指しました。

ーー設備へのこだわりはありますか?

全席にタカラベルモントのYUME SWINGを導入しました。
シャンプーユニットは、仕切り家具とシャンプーボウルがセットになったものです。
シャンプーをするときもお客様は席に座ったままで、移動する必要がありません。
カラー剤をつけたまま席を立つのが嫌だという声も多かったので、できるだけ快適な環境を意識しました。
 
また、サロンでは一般的な簡易ロッカーも置いていません
席が半個室になっているため、荷物は目の前に置いてもらったり、貴重品用の小さいロッカーを置いている程度です。お客様としても常に荷物が目に届く範囲にあれば、盗難被害の心配もありません。またスタッフに預けることもないため、間違ってカラー剤で汚すようなトラブルもないです。
 
さらにセルフレジを導入することにより、受付カウンターをなくしました
カウンターや簡易ロッカーをなくしたことで、25〜30坪ながらゆったりとしたスペースを確保しています。
 
 

ーーTHINKSHOPは業務委託サロンとしてスタートされましたが、理由はありますか?

私は美容師の経験がないため、教育型のサロンではなく、業務委託サロンを選択しました。当時(2022年頃)は、業務委託サロンの方が還元率も高く、求人が集まりやすいという流れもありました。
 
THINKSHOPでは、業務委託の還元率はフリーのお客様が40%、指名のお客様が50%。さらに一定の売上を超えると、翌月は55%まで上がる仕組みにしています。
 
実はオープン当初は業務委託サロンでしたが、現在は正社員も多く在籍するサロンになりました。

ーー現在は正社員と業務委託の割合はどれぐらいですか?

今は、業務委託が6割、正社員が4割くらいですね。
正社員を希望するスタッフもいるので、入社時に業務委託か正社員か選択できるようにしています。女性スタッフは産休・育休制度の利用を考えて、正社員を希望する人が多いですね。
 
逆に「とにかく稼ぎたい」という人は業務委託を選びます。ちなみに希望があれば途中で変更もできます。
 
ただ業務委託といっても、完全に個人プレーというわけではありません。お客様から見れば、業務委託かどうかは関係ないので、チームとして協力しながらサロンを運営しています。
 
情報共有や技術の講習会も行っていて、雰囲気としては教育サロンに近いですね。
THINKSHOPは、業務委託サロンと教育サロンの間ぐらいの立ち位置だと思っています。
 
マネージャーや店長を務めているスタッフの中にも業務委託の人がいますし、立場に関係なくチームワークを大事にしています。
 

ーーセルフレジ『Smooth Self & Ticket』を導入したきっかけはなんでしょうか?

THINK SHOPでは、そもそもセルフレジの導入を前提で設計しました。
受付カウンターを置かない方針だったので、セルフレジの導入は必須でした。
 
最近は飛び込みで来るお客様はほとんどいませんし、電話予約も多くありません。
レセプションを置いても直接売上が増えるわけではないので、最初から効率的な仕組みにしようと考えたのがきっかけですね。
 
Smooth Self & Ticket自体は、ある勉強会に参加したタイミングで知りました。他社のレジと比較しましたが、導入実績の多さでSmooth Self & Ticketに決めました。

ーー実際にセルフレジを利用していかがでしょうか?

セルフレジを利用すると、レジ締め時間が短縮されて、金額の誤差も発生しません。スタッフは現金のやり取りをする必要がなく、お金のトラブルも起きない状態です。
 
業務委託のスタッフが多い中でも、現金管理やレジ業務のストレスがなくなり、現場からも好評です。中途入社のスタッフからも「セルフレジは本当に便利ですね」という声をよくもらいます。
 
会社としても、金額の誤差がなくなり、お金のトラブルもゼロに近づきました。スタッフが本来やるべき施術や接客に集中できるようになりました。
 

ーーPOSレジ『Salon de Net(サロンドネット)』も利用されていますが、いかがでしょうか?

セルフレジと合わせて、POSレジも導入しています。
 
Salon de Netはデータ分析や数値管理が細かくできる点が魅力ですね。マーケティングの視点からも、売上や客数の推移を見える化できるのは大きなメリットです。

ーー具体的には、どのような数値を見ていますか?

重点的にチェックしているのは客単価で、1万円を目標にしています。
 
客単価が1万円に届くように、高単価のトリートメントやカラー剤を取り入れて、お客様に提案できる環境を作っています。
入り口のメニュー単価は抑えていますが、そこから「プラス2,000円でグレードの高いカラーやトリートメントができますよ」とランクを上げるような提案をしています。
 
またPOSレジで各店舗の客単価を出して、他の店舗でうまくいっている提案事例を共有しています。すぐに結果が出るものではありませんが、少しずつ客単価が増え、意識的に取り組むことで成果が出てきています。

ーー正社員と業務委託、両方のスタッフがいる中で、情報の共有やセキュリティ面はどのように工夫されていますか?

セキュリティや情報の扱いには、かなり気を使っています。
具体的には、Salon de Netの情報制限機能を活用しています。
 
この機能は、ハイパーソフトに開発してもらいましたね。
 
売上などの数値は全員が見られるようにしていますが、お客様の個人情報は共有しないように制限をかけています。
もし全員が正社員であれば、誰がどの情報を閲覧しているかも管理できますが、業務委託のスタッフもいる以上、その点は特に慎重にしています。
 
これまでいろいろなサロンを見てきた中で、お客様の情報が外部に持ち出されてトラブルにつながるケースも見てきました。そうしたリスクを未然に防ぐために、この情報制限機能を導入しました。
 
私は普段から企業の機密情報を扱う立場として、サロンでもセキュリティ体制を整えることを最初から意識していました。

ーー売上は共有しているとのことですが、メリットはありますか?

スタッフのモチベーションにつながっていますね。

スタッフ全員が自分の数字をスマートフォンから確認でき、今の売上や全体の中での順位もリアルタイムでチェックできます。
 
順位が分かると「あと少しで目標を達成できる」「次はここを目指そう」と意識を高め合えるので、良い仕組みとしてうまく機能していると思います。
また7・12月には社内で大会を行っています。
 
業界的にも繁忙期なので、そのタイミングで売上を作れるように、会社としても盛り上げています。
売上に応じたインセンティブも設けていて、例えば7月と12月の繁忙月に100万円を超えた場合に、賞与をアップする仕組みを試したりしています。
 

ーー最後に、セルフレジの導入を検討されている方にアドバイスはありますか?

セルフレジの導入によって、レジ締め時間が短縮されて、お金によるトラブルが起きにくくなりました
 
レジ締めの時間が短縮されれば、美容師が本来やるべき仕事に時間を使えるようになります。他のサロンでは、現金が合わないと、みんなでポケットマネーを出し合って補填するという話を聞いたことがあります。
その話を聞いたときに「本当に正しい対処なのか?」と思いました。
会社としては現金管理のミスを把握できてないし、現場としては「ポケットマネーで解決できる」と勘違いしてしまいます。
 
レジ締めで時間をかけて誤差の原因を探すぐらいなら、各スタッフが数百円払って早く終わらせようという考え方になるかもしれません。
さらに金額の誤差が連発すれば「スタッフの誰かがお金を抜いている」と疑いたくもなりますよね。
 
スタッフがポケットマネーで解決するのは、現場と会社の双方にとって良くない手段です。そこでセルフレジを利用すれば、金額の誤差もなく、レジ締めもすぐ終わります
 
さらに盗難などのリスクも減り、オーナーとしても管理の面でも安心です。
セルフレジの利用を検討している方には、ぜひ導入をオススメします。

Salon Data

Salon Name

THINK SHOP 茶屋町店

Salon Address

〒530-0013
大阪市北区茶屋町14-4  BUZZ CHAYAMACHI 5F
 
Go Top